いじめや不登校の“子どもに寄り添う支援”とは 中村みほこ 稲城市議会議員
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2008 年 8 月 4 日    
いじめや不登校の“子どもに寄り添う支援”とは
〜2008.6月議会報告 一般質問〜
>―「いじめられた経験は?」約12万5000件(‘06児童・生徒の問題行動の調査より)
2006年「いじめ自殺連鎖」は起こった。
中高生のなんと3〜4人に1人が「生きる」ことを肯定できないでいる。このような自己肯定感の低下は「自己」を見出せないストレスから、いじめや問題行動へ発展するといわれている。いじめの原因・動機の46.3%は「相手の力が弱い、無抵抗」。被害の子どもは加害者への恐怖感、表現能力の乏しさ、仲間外れへの恐れから、「いじめ」などの悩みを親や教師に打ち明ける生徒は少ないのが実情だ。根本的な課題を整理し、解決への早急な取り組みが求められている。
―「不登校の児童生徒が学校制度以外で育ち学ぶ」という選択肢の保障を!
学校で対応しきれない子ども達が現実にいる。全国小・中学校の不登校児童生徒数は12万2255人(‘05)。中学生は36人に1人。弁護士や研究者から「親や国は普通教育を子どもに保障する義務があるが、子どもには学校に行く義務はない」「不登校・ひきこもりは自分を守る防衛手段」という見解が出てくるようになった。

【内閣府調査】「いじめを受けている・遭ったことがある」――4人に1人(小学生の半数、中学生の3割)
【文部科学省:児童生徒の心の健康と生活習慣に関する調査(‘02)】
「私は自分に価値がないか他人より劣っている」――中学2年生男女共87%
「私なんかいない方がよい」――中高生は25〜30%。
【警視庁】06年度の自殺者――小学生14人、中学生81人

■“子どもの気持ちに寄り添う”相談・救済システムを

子どもはつらければ辛いほど、そのことはしゃべらない。「どんな話でも聞いて、解決方法を教えて、秘密を守ってくれる」という安心と信頼のもてる人の存在が、子ども自身のエンパワーメントにつながる。子ども自身が問題解決の主体になれるよう支援することが重要だ。
Q.当事者間の調整機能を備えた「子どもオンブズパーソン制度」の設置は?
A.市立学校アドボカシー相談室で趣旨は生かされている。
Q. 相談・調査・救済・関係回復へのフォローはできるのか?子ども自身が簡単にアクセスできる場所の確保は?私立の幼稚園・保育園や小中学校また、中学以降の相談体制は?
A. いじめの関係調整は保護者や担任が行う。ドボカシー相談室は子ども同伴でもよい。教育相談所では子どもからの電話相談、卒業後や私学校対応も可能。

■なぜ、“子どもの権利”学習が必要なのか?

子どもの自尊感情を阻害する権利侵害の最たるものが、いじめ、虐待、体罰。子ども同士や親や家族、教員からの権利侵害は、訴えることが難しい。自分が悪いと我慢してストレスを他者にぶつけたり、非行に走る。あるいは誰にも相談できずに悩み、死を選ぶことさえある。子どもが権利侵害を自覚し、自分自身を守り、元気になる(エンパワーメント)ために、そしてまた権利の実現には「他者の権利尊重」が伴うなどを学ぶことが大切だ。
Q.家庭に問題がある場合、地域がカバーすることも必要。子どもも大人も「子どもの権利」の学習を。 
A.「子どもの権利」学習の場については研究する。

■CAPで子どものエンパワーメント・問題解決の力を獲得する !

CAPは子ども期に欠かせない権利「安心・自信・自由」を学び、いじめや虐待などから身を守る方法をロールプレイで身につけることができる。
Q. CAPの取り組みに支援を。
A.身を守る方法を教えるのは第一義が家庭。次に学校、地域の大人の責任である。セーフティー教室はCAPの趣旨と同様のプログラムは実施できている。費用の面もあり、研究する。
 

■学校に居場所が見出せない(不登校)子どもへの支援

様々な事情で学校へ行けない児童生徒のために、多様性を尊重し、ありのままの自分を受け入れてくれる、安心と信頼の持てる居場所が必要だ。「居場所がもつ相談機能」はSOSの早期発見にもつながる。
Q.学校へ行けない場合、子どもが安心して休息し、自分を取り戻したり、遊んだり、人間関係を築くための居場所が必要だ。児童館の活用は?
 八王子市立高尾山学園(不登校児童生徒のための小中一貫校)との連携は?梨の実ルームで小学生への対応を。行き場のない子どもが希望した場合の学習は?
A.教育相談コーディネーターとの相談体制をつくる。児童館は午前中、乳幼児対象のため難しい。高尾山学園とは連携する。梨の実ルームで小学生対応を検討する。その他の場所は研究する。義務教育期の学び直しの場と機会は調整し実施可能。 




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